だけどなかなかボタンをタップすることができない。
どうしても、指が動かないのだ。
本当にこんなことをしていいのか?
わずかに残っている和美の中の理性が次の行動を押し留めている。
「ちょと、いつまで時間かけてんの」
そんな理性は由佳の一言によっていとも簡単に打ち砕かれた。
私は岩上みたいになりたくない。
だから、岩上をもっともっと追い詰めないといけない。
由佳が楽しむようなことを考えて、それを実行し続けなきゃいけない。
和美はキツク目を閉じて、その勢いで『送信する』ボタンをタップした。
ついさきほどの文章と、岩上の合成写真が不特定多数の人物が見る場所に表示される。
和美は大きく息を吐きだしてスマホを机に置いたのだった。
どうしても、指が動かないのだ。
本当にこんなことをしていいのか?
わずかに残っている和美の中の理性が次の行動を押し留めている。
「ちょと、いつまで時間かけてんの」
そんな理性は由佳の一言によっていとも簡単に打ち砕かれた。
私は岩上みたいになりたくない。
だから、岩上をもっともっと追い詰めないといけない。
由佳が楽しむようなことを考えて、それを実行し続けなきゃいけない。
和美はキツク目を閉じて、その勢いで『送信する』ボタンをタップした。
ついさきほどの文章と、岩上の合成写真が不特定多数の人物が見る場所に表示される。
和美は大きく息を吐きだしてスマホを机に置いたのだった。