「ごめんね?空港にお迎え行けなくって」
しょんぼりとした顔で私を見つめる黄子ちゃんは相変わらず可愛い!
用事があったんだししょうがないよね。
「ううん!同じ高校に通えるだけで嬉しい!」
「だね!制服似合ってるよ!」
「えへへ、ありがと!」
そう私が数ある高校の中から、この高校へ転入を決めたのは黄子ちゃんが通っているから。
これから毎日会えるなんて、最高だよ!
奇跡的に家の距離も近くて、最寄駅も同じ私たちは、電車へ乗り込み揺られること15分
今日から私の通う高校へ辿りついた。
クラスは黄子ちゃんが交渉してくれたらしく、なんと同じクラスなの!
ほんと、黄子ちゃんは心強いよ。
「じゃあさっそく高校の説明するね〜」
こっち、こっち〜!と手招きしてくれる黄子ちゃんについていく。
…やっぱりアメリカの自由な感じとは違う、みんな同じ制服を着て統一感があって日本を感じる