家に着いた。

「あーーー疲れた!」

ベットにダイブした。

裕…何してるかなあ……

あーーダメ、ダメ!

考えない。考えない。

気がつくと、携帯のランプが光っていた。

「雅也君…?」

雅也君から着信が入っていた。

『~♪~♪』

「もしもし?雅也君?」

『あ!友梨亜ちゃん!』

電話の向こうの声は、焦っている声だった。

「雅也君?落ち着いて。」

「とにかく、今すぐ来て!」

「は?来てってどこに…」

「東京だよ!」

「…東…京…」

すぐに、裕の身に何かあったんだと察した。

今から行っても、すぐ着くわけがない。

でも…行かなきゃ。

気がつくと駅に向かって走っていた。