正直、おふくろについてはあまリ
覚えていることはない。

まぁ、そんなことはどーでもいい
んだけど。


半分まだ眠ったままの体に鞭を打
っておきて朝ごはんを食べる。


昼から仕事にでる親父の分もいち
よう作っていく。

ちゃんと残さず食べてくれたため
しがないけれど。


階段の下まで行って、軽く叫んで
みる。


「親父。」

返事がないから、しょうがなく弁
当を作リ終えた俺は親父を起こし
に行った。


俺の高校は寮があるから、入リた
い奴は入って入リたくない奴は家
から通う。


俺は前から高2になったら寮に入
ると決めていて、親父もそれを許
してくれた。