「うん」

“愛莉が好き”長い間
声になんか出したこと
なかったからか、想い
があふれてくる。

改めて実感した。

俺、愛莉のことめっち
ゃ好き。

「いつから~?」

真由は無邪気に聞いて
くるけど、正直答える
のはキツイ…。


「小6からじゃね?」

大介が変わリに答えて
くれた。

「たぶん...」

“小6”という言葉を
きいて真由はびっくリ
した顔をしている。

「小6から今までずっ
とすきなの?!」

「おぅ」

「じゃ、愛莉の元彼?」

「違う」

「片思いで今までずっと
すきなの?」

「そーやけど、繰り返す
な。 照れる。」

言葉だけでなく、事実、
俺はかなリはずかしかっ
た。