「直樹、寮はいるの?」

「うん」

やっぱ、真由は反応が
早い。

俺と話しながらも大介
から目を離さない。

真由は大介が好きなん
だなぁ、と改めて感じ
た。

「あ~。お前も今日か
らやったなぁ。そうい
えば。」

「だいちゃんも今日か
らなんだよ」

「知ってる」

軽く真由をいじると、
真由は急に話題を変えた。