「おっす」

部屋の中から大介がひょ
こっと顔をだした。

「んまごめんな。
彼女さんとのラブラブた
いむ邪魔しちまって。」

ちょっと申し訳なさそう
な顔をしてあやまる。

すると意外なことに真由
ちゃんが会話に入ってき
た。

「全然いーよ。あたしも
だいちゃんと2人で退屈
してたから。」

笑いながらさらっと大介
が傷つくであろうことを
いった。


「真由、それはないやろ」

「本当のことだもん」

「あ、直樹。こいつ俺の
女の真由。」

「知ってる」

また答えたのは真由ちゃん。


「真由ってよんでねー。
直樹ってよんでもいい?」


「あぁ。」

「俺シカト?!」

大介がちょっとすねなが
ら俺を軽くにらむ。