「お前もしかしてだけど……

副委員長に嫉妬したのか?」

「へ……?」

「副委員長とキスした俺が、許せなかったのかよ?」



小野宮は最初こそポカンとしていた。

が、次の瞬間。



「〜っ!!!!」



顔を真っ赤にして、眉間にシワを寄せた。

その姿は、どう見ても俺に「好意」を寄せてるからこそ出る反応にしか見えなくて……


そして、そんな小野宮を見てしまった俺は、



ドッ



俺は――いや、俺の心臓は、

思いっきり飛び跳ねた後、うるさく高鳴った。