【短編】メルティングギフト

恋愛(学園)

茶葉月ゆら/著
【短編】メルティングギフト
作品番号
1707109
最終更新
2023/11/14
総文字数
31,698
ページ数
73ページ
ステータス
完結
PV数
5,545
いいね数
5
私の彼氏の久代くんは1つ下の後輩。

1年生の頃からずっと成績トップで、
校内でも有名なクール系優等生。


そんな自慢の彼が
もうすぐ誕生日を迎えるとのことで、
何が欲しいか聞いてみたら……。



「先輩と一緒に過ごせるだけでも充分嬉しいです」

「強いて言うなら……実用的な物ですかね。
毎日使える物ならなんでもいいです」



糖度高めの甘々スマイルで
難度鬼レベルの注文を出してきました。

(それでも選択肢が多すぎるよ……!)



***

純粋で天真爛漫な先輩
(ちょっぴり泣き虫)

×

知的で大人っぽい後輩
(ちょっぴり独占欲強め)

***



何をするにもいつも突発的。

にも関わらず、君は文句の1つも言わず、
優しく笑って受け入れてくれていた。


でも本当は、負担に感じていたのではないか。
後輩だからと我慢していたのではないか。


そう心配していたけれど……。



「先輩からキスしてくれるなら
チャラにしてあげます」

「じゃあ今度は瑠生って呼んでくれませんか?
光葉先輩」



蓋を開けた途端、ポンポン飛び出す甘い台詞たち。

想像以上すぎる深い愛情表現に
ドキドキどころかクラクラしてばかりで。



「先輩がすごく可愛かったって
日記に書いておきます」

(それはやめて……!)



1つ大人になった優等生くんの愛は
とどまるところを知らない。



2023/10/3 執筆開始
2023/11/14 完結公開

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