「今度はなによ」
何度もジャンケンを邪魔されて不機嫌さを増している繭乃が頭上に目を向ける。
その瞬間、繭乃の顔色が変わった。
不機嫌そうに歪めていた表情がみるみる唖然としていく。
どうしたんだろう?
そう思って眩しさを我慢して同じように頭上へ視線を向けた。
そこにはフェットコースターとレールが見える。
青い空と、眩しい太陽に照らされて、銀色のレールがギラギラと光っている。
特になにもなさそうだけれど。
そう思って少し視線を移動させたときだった。
レールの上になにかが見えた。
そのなにかがもぞもぞと動いているみたいだ。
「あれなに……?」
思わず、ポニーテールの子と同じ言葉が口から漏れる。
「人だ!!」
叫んだのは智道だ。
その言葉にハッと息を飲む。
周囲にざわめきが走る。
私はジェットコースターの列に並んでいるチームへ視線を向けた。
そのチームは3人で、ひとり足りないと思ったとろこだったのだ。
まさか、レールの上にいるのが4人目なんじゃ……?
そう思った瞬間血の気が引いた。
あれがチームのひとりだとすれば、どうしてあんな場所にいるのか。
どうして他のメンバーは助けようとしないのか。
疑問が次々と浮かんでは消えていく。
何度もジャンケンを邪魔されて不機嫌さを増している繭乃が頭上に目を向ける。
その瞬間、繭乃の顔色が変わった。
不機嫌そうに歪めていた表情がみるみる唖然としていく。
どうしたんだろう?
そう思って眩しさを我慢して同じように頭上へ視線を向けた。
そこにはフェットコースターとレールが見える。
青い空と、眩しい太陽に照らされて、銀色のレールがギラギラと光っている。
特になにもなさそうだけれど。
そう思って少し視線を移動させたときだった。
レールの上になにかが見えた。
そのなにかがもぞもぞと動いているみたいだ。
「あれなに……?」
思わず、ポニーテールの子と同じ言葉が口から漏れる。
「人だ!!」
叫んだのは智道だ。
その言葉にハッと息を飲む。
周囲にざわめきが走る。
私はジェットコースターの列に並んでいるチームへ視線を向けた。
そのチームは3人で、ひとり足りないと思ったとろこだったのだ。
まさか、レールの上にいるのが4人目なんじゃ……?
そう思った瞬間血の気が引いた。
あれがチームのひとりだとすれば、どうしてあんな場所にいるのか。
どうして他のメンバーは助けようとしないのか。
疑問が次々と浮かんでは消えていく。