☆☆☆
次に目を覚ましたとき、そこは見慣れた公園内だった。
私と智道はベンチに座って眠っていたようで、こどもたちのはしゃぎ声で目が覚めた。
明るい日差しに目を細めて周囲を確認するとベンチの下には黒いアタッシュケースが4つ置かれていることに気がついた。
ひとつを膝の上に乗せて開けて見ると、百万円の束がぎっしりと詰まっている。
クマは本当にダイヤモンドをお金にしてくれたんだ。
ハッと息を飲んで自分の腹部に触れてみる。
そこにあの硬い感触はなかった。
「全部、終わったんだな」
智道が大きく息を吐き出す。
「そうだね……」
「これからどうする?」
「……ベッドで眠りたい」
次に目を覚ましたとき、そこは見慣れた公園内だった。
私と智道はベンチに座って眠っていたようで、こどもたちのはしゃぎ声で目が覚めた。
明るい日差しに目を細めて周囲を確認するとベンチの下には黒いアタッシュケースが4つ置かれていることに気がついた。
ひとつを膝の上に乗せて開けて見ると、百万円の束がぎっしりと詰まっている。
クマは本当にダイヤモンドをお金にしてくれたんだ。
ハッと息を飲んで自分の腹部に触れてみる。
そこにあの硬い感触はなかった。
「全部、終わったんだな」
智道が大きく息を吐き出す。
「そうだね……」
「これからどうする?」
「……ベッドで眠りたい」