クマはまだ残念そうな顔をしている。

私と智道は微笑みあい……次の瞬間腹部にチクリとした痛みを感じた。

そして急速に眠気が押し寄せてくる。




「次に目が覚めたときにはなにもかも終わってるからね……」




そんなクマの声が、どこか遠くに消えていった。