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走って走って昨日入ってきたドアにたどり着いたとき、智道が大きく舌打ちをした。
ドアの横に取り付けられている数字のタッチパネルに目をうばわれる。
「これ、番号で開けるようになってるの?」
呼吸を整えて小さな声で言う。
「そうなんだろうな」
「それじゃ順番に入力していけば開くよ!」
時間はかかるかもしれないけれど、鍵を探すよりは安全だ。
だけど智道は左右に首をふる。
「ダメだ。番号を間違えたときに警報がなるかもしれない」
そう言って頭上を見上げる。
つられて上をみると天井から赤いパトランプが下がっているのがわかった。
あれが回転して施設内の人物へ通報されるのかもしれない。
走って走って昨日入ってきたドアにたどり着いたとき、智道が大きく舌打ちをした。
ドアの横に取り付けられている数字のタッチパネルに目をうばわれる。
「これ、番号で開けるようになってるの?」
呼吸を整えて小さな声で言う。
「そうなんだろうな」
「それじゃ順番に入力していけば開くよ!」
時間はかかるかもしれないけれど、鍵を探すよりは安全だ。
だけど智道は左右に首をふる。
「ダメだ。番号を間違えたときに警報がなるかもしれない」
そう言って頭上を見上げる。
つられて上をみると天井から赤いパトランプが下がっているのがわかった。
あれが回転して施設内の人物へ通報されるのかもしれない。