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どうやら私がシャワーを浴びている間にドアの鍵が開けられていたようだ。

全員で廊下へ出ると同じように廊下に並んでいる女の子たちの姿があった。

みんな、ここに連れてこられて労働している子たちだ。

想像よりも多い人数に驚いてしまう。

それでもみんな抵抗を見せないのは、それぞれの体につけられている機械のせいか。

私はジャージの上からそっと自分の腹部に触れた。

硬い感触が確かにある。

さっきシャワー室で水を当ててみたけれど、それくらいで壊れるものでもないんだろう。




「点呼って言われたら私の次に番号を言えばいいから」