私と智道は園の最奥にある大きな灰色の建物の中に連れてこられていた。
長い通路と沢山のドアがついた建物内は裸電球がぶら下がっているだけで簡素なものだった。
「安心して。君たちのことは殺さない」
前を歩くクマが言う。
「ちゃんと労働をしてもらうことになってる」
「労働ってなに?」
問題はそこだった。
3億円もするダイヤモンドを手に入れるための労働だ。
そう簡単なことじゃないことくらい、すでにわかっている。
「この部屋が君たちの労働部屋」
クマが白色のドアの前で立ち止まる。
ドアには『解体室』と書かれたプレートがつけられていた。
解体室ということは、なにかを解体する仕事なんだろう。
壊れた機械とか?
長い通路と沢山のドアがついた建物内は裸電球がぶら下がっているだけで簡素なものだった。
「安心して。君たちのことは殺さない」
前を歩くクマが言う。
「ちゃんと労働をしてもらうことになってる」
「労働ってなに?」
問題はそこだった。
3億円もするダイヤモンドを手に入れるための労働だ。
そう簡単なことじゃないことくらい、すでにわかっている。
「この部屋が君たちの労働部屋」
クマが白色のドアの前で立ち止まる。
ドアには『解体室』と書かれたプレートがつけられていた。
解体室ということは、なにかを解体する仕事なんだろう。
壊れた機械とか?