「さっすが佑美! 天才!」




もうひとりの女の子が佑美と呼ばれた女の子を囃し立てる。

その一方でこのチームはすでに誰かひとりが犠牲になっていることがわかった。

チームのひとりが死んでいることなんておかまいなく、はしゃぎながら質屋へ向かっていく3人。

尋がその様子をジッと見つめている。

きっと呆れているんだろう。




「気分が悪くなってきた。もう行こう」




私はそう言うと、歩き出したのだった。