弥生 「てか、俺、お前のこと知らねーんだけど!?」



「はいっ、俺は八雲 満(やくも みつる)っす!」



八雲 満・・・か。

よし、覚えた。



満 「師匠はなんてお名前なんすか?」



弥生 「師匠はやめろ・・・。はぁ、俺は九条 弥生(くじょう やよい)」



満 「弥生さん・・・素敵な名前っすね!これからは弥生さんって呼ぶっす!」



ふん、褒められて悪い気はしないな。



満 「弥生さんは何年生っすか?」



弥生 「俺は高一だ」



満 「ほんとっすか!?俺もっす!」



こいつ高一だったのか・・・。

少し幼さの残る顔だったから中2くらいかと・・・。



すまん、満。



満 「じゃあ、俺と同じクラスかもしれないっすね!」



弥生 「・・・え?」



満 「弥生さん”も”神城学園っすよね?」



まさか・・・・・・。



弥生 「お前も・・・?」



満 「はいっす!これからよろしくっす!」



弥生 「・・・・・・よろしく」



あー終わった、同じ学園の奴、それも同級生の奴に喧嘩してるとこ見られた、なんて思いながら、俺は満と一緒に学園へ足を進めた。