「清瀬ーっ、また遅れてるぞー」

「すっ、すみません!」

「ちゃんと練習しいて来るように!解散!」

無事、今日の練習は終わって、私はその場に座り込む。

周りのみんなは学級対抗に選ばれるだけあって走るのが早いし、バトンパスにも

手慣れている。

なのに……。

私ときたら、走るのは遅いし、バトンは落とすし……。

「はぁ……」