「ゆ〜あせんぱ〜いっ!おはようございます!」

廊下の奥から元気よく走ってきた後輩の山田颯くんを見つめて、周りのみんなは

微笑ましそうに見つめている。

当の颯くんは、急いできたのかスクールバッグが肩からずり落ちそうになっていた。

「おはよう颯くん。今日も元気だね」

「月曜日でも先輩に会えると思うと幸せなんです!」

満面の笑みでそう言う颯くんに、自然と笑みが溢れる。

「そうなんだ。それは嬉しいな〜」