結局、俺たちは映画を観に行くことになり、予定を合わせて休日に会うことになったのだ。

佑香から午前中に予定があるとかで先に行っといてと連絡が来ていたので一人で来たけれど、早く着きすぎてしまった。


美桜に休日にも会えると思うと、まるで遠足を控えた小学生みたいに楽しみで昨日はまったく眠れなかった。


自分でも笑ってしまうほど頭の中が美桜でいっぱいだ。


そういえば、初めて美桜の私服が見れるんだよな。


どんな服装をしてくるんだろうか。


女の子っぽいガーリーな服装かな。

それともカジュアルな服装かな。

モダンな大人っぽい服装かもしれない。


きっとどんな服装だって、美桜は似合っていて可愛いだろうし、俺はまた彼女に惚れ直す自信しかない。


なんて、妄想を膨らませながら左腕に付けた時計で何度も時間を確認するけれど、まだ先程確認した時刻から2分くらいしか経過していなかった。