「よろしい!それにしてもゆのたんの話だと結構漆葉くんは本気そうじゃない?」
「ないない!」
「いや、ありえるね。わたしの勘がそう言ってる」
「善くんの周りには可愛い子だってたくさんいるだろうし、別にわたしである理由がないじゃん」
芸能界って誰もが振り向くほど可愛い子や魅力的な子がたくさんいるし、Siriusのファンの子たちも可愛い子が多い。
「ゆのたんは可愛いし、漆葉くんが惹かれた理由もわたしにはわかるよ」
わたしを安心させるようにニッコリと微笑んでくれる。
はあ〜〜わたしも希織ちゃんみたいに可愛く生まれたかったなあ。
「ありがとう、最高のマイフレンドよ」
「ふふっ。ゆのたんってほんと面白いし、見てて飽きないよね」
そう言いながらわたしの頭をわしゃわしゃと撫でてくる。