というか、3回目が何か関係あるんだろうか。


「だよな」


そう言いながら彼はお弁当箱を片付けると、教壇の方へと歩いていく。

あ、もうお昼寝の時間だ……。


彼が教壇へと歩いていくときは仮眠をとるという時。

この2回でそれがなんとなくわかるようになった。

わたしも急いでお弁当箱をバックに入れて教壇まで行く。

当たり前かのようにわたしは教壇に座ると、彼もまた当たり前かのようにわたしの太ももの上に頭を乗せる。


お昼休みだけのわたしと彼のふたりきりの甘い時間。
いつもならすぐに目を閉じるのに今日はまだ目を閉じない善くん。

どうしたんだろう……?


「善くん?寝ていいよ」


ちょっとしかない仮眠時間なんだから有意義に使わないと。