運動場に着き、自団のところへ集まる。
有栖は、まだ来ていない様で少し心配だ。
もう予鈴もなっている。有栖に限って遅刻は無いだろうけど……なんて、俺はただの友達にすぎないのに気になって仕方ない。
「梨耶!おそーい!」
「えへへっ、ごめんごめん!ちょっと長引いちゃって…」
聞き慣れた声のする方を向くと、そこには有栖の姿があり安心する。
よかった…何かに巻き込まれていなくて…。
〈コホンッ…えー、青色団団長の西園寺蓮耶だ。優勝目指して頑張るぞ!〉
おぉー!!!!と暑苦しいくらいの雄叫びが上がった。
〈チアリーダーの優里亜でーす!みんなぁ!よろしくねっ!〉
頬を少し紅潮させながら、マイクの前に立つ優里亜は、すぐ隣に居る西園寺を気にしながら話した。
西園寺は、と言うと、なぜか有栖の方を見ていた。
胸の中にドス黒い何かが渦巻いていた。
おそらくこれは“嫉妬”なのだろう。
有栖は、まだ来ていない様で少し心配だ。
もう予鈴もなっている。有栖に限って遅刻は無いだろうけど……なんて、俺はただの友達にすぎないのに気になって仕方ない。
「梨耶!おそーい!」
「えへへっ、ごめんごめん!ちょっと長引いちゃって…」
聞き慣れた声のする方を向くと、そこには有栖の姿があり安心する。
よかった…何かに巻き込まれていなくて…。
〈コホンッ…えー、青色団団長の西園寺蓮耶だ。優勝目指して頑張るぞ!〉
おぉー!!!!と暑苦しいくらいの雄叫びが上がった。
〈チアリーダーの優里亜でーす!みんなぁ!よろしくねっ!〉
頬を少し紅潮させながら、マイクの前に立つ優里亜は、すぐ隣に居る西園寺を気にしながら話した。
西園寺は、と言うと、なぜか有栖の方を見ていた。
胸の中にドス黒い何かが渦巻いていた。
おそらくこれは“嫉妬”なのだろう。