「ねえ」





「?…あ、この前の」





自分からリサに話しかけたのは


初めてだった。






リサはまん丸な瞳を爛々と輝かせていた。







「同じクラス」




「え?…見かけない、なぁ…」





「転入してきたから」



首を傾げるリサを見て、

俺は噴出すように笑った。