1つだけ俺が唯一救われること。


それは、嫌いな勉強をしている時だけは一人の世界に入り込むことができ


このときだけは色んなことを忘れられるのだ。








そんな毎日が、幼少期から続き…


それは、高校生になっても変わらず


女子達は、俺を見ては「キャーキャー」甲高い声をあげ、挙句の果てには勝手に抱きついてくる。


心のなかではとてもうざいと思っていた。


だけど、それをあからさまに出してしまっては今までしてきた事が水の泡になってしまう


だから、いつも笑っていい人ぶっていた。