そう思っていた、その時―――


「やっぱり来てくれた…」


突如後ろから声が聞こえた。


あれ…?この声って…


まさかと思い、後ろを振り向くとその”まさか”だった



「お、おおお大西君?!?!?!?」


「はい、いかにも大西君です」


そう言って、大西君はニコッとあの”作り笑顔”で笑っていた。


「あ、の…私の下駄箱に手紙を置いたの…大西君です、か?」


「そうだよ、来てくれてありがとう。臼井さん」