学校では、混乱を避けるため翼は、遠くに転校したことになった


皆は、それを信じ込み悲しむ人や驚く人ばかりだった



――「バイバイ、気をつけてね。奈々」


「うん、じゃあね」


やっと学校がおわり、私は家路に着いた


また、なにもない一日が過ぎた


生きてる意味って何だろう…


ふとそんな考えが頭をよぎった


でも、考えることに疲れた私はそこで考えることを止めた





辛い、悲しい、苦しい…


私の心にはその感情しか残っていなかった


会いたい…。


もう一度だけでいいから翼を、、、一目みたい