貴方の背中を見つけた。

当たり前のように続いたあの日常。

いつも通り、貴方に声をかけて、

「ここが分からないんです」

と言…。




嗚呼違う。


違う。


今日で終わりなんだ。


私には、分からない問題はもうない。


貴方に聞くことは、もう何も無い。








貴方は、泣きながら話しかける私に、いつものように笑顔で接した。