「ねぇ!あたしもちょこちゃんの散歩付き合ってあげる♪」


これ…気に入ってるよね…
ていうか、ちょこ男の子なんだけど…


「いいけど、里沙なにかしてたんじゃないの?」

ちょこに「ねー♪」なんて笑顔の里沙がまともに話す訳もないんだけど…

「あぁ、いいのいいの♪」
里沙はそう言うとちょこを下におろして勝手に歩き出した。


ちょっと待ってよ!
なんて言った俺をその場に置き去りにして。

止まっててもしかたないから俺も里沙とちょこを追いかけた。