10月のくせに一段と寒くなってきたな…。
俺はちょこをゲージに入れて眠るまで側にいることにした。
だって…いなくなる時見たくないじゃん?帰ってきた時にまだ寝ててくれたら1番いいんだけどね。
途中で起きたら寂しいだろうな…。でも祈るしかない!


ゲージの中ではごそごそ何か遊んでいるちょこが楽しそうにしていた。


-♪♪♪-
【洋介】

剛『もしもし?』

洋『おう、そろそろいいかな?』

ちらっとゲージに目をやると遊び疲れたのか、ちょこが睡魔と闘いながら遊び続けようとしていた。

洋『剛?』


眠気がピークになったのか、ちょこはゆっくり目を閉じた。

剛『よし、今から準備して行くよ。』

洋『わかった。じゃあまた後で』

電話を切ってゲージと鍵確かめて靴を履き家を出た。


『行ってくるね…』
そっと囁き玄関の鍵を閉めた。