「…離していいよ?」
「ん、まだ」
「え?」
「もうちょっとだけ
俺がまだこうしてたい」
「な、なにそれ」
「なんでもいいでしょ」
…大人しく私はあまねちゃんに従う事にした
まぁ離れようとしても力強すぎて無理なんだけどね
いつからこんなに力強くなったんだろ
背も高いし
「あまねちゃんって身長何㎝?」
「んー178㎝」
「やば高っ!ほんとに人間??
あっ決して貶してる訳じゃない!すごいねってこと!!!」
「ふーん」
ちょ、ちょっと言い方良くなかったよね、、
「えってか推しと一緒の身長!
へぇ~、推しって私の視点からこーゆー風に見えるんだ!なんか感動やばい」
「テンション高いね」
「あっごめんw」
話しすぎた…!
変な人って思われたかも!?
「莉奈は?身長」
「えっ、、
あはっ!」
言えるわけ無いじゃん!
あんな高身長の人の前で!私の身長なんて…!!
「誤魔化してるね~」
「あははー、、まぁうん。低いよ!!」
「だろうね」
「うぐっ…自分から聞いといてあれだけど傷つく…!!」
「まーいいんじゃない?」
「だってぎゅーってしやすいし
あと甘やかせそうだし」
「…ありがとう?なのかな」
なんか複雑な気持ち…!
素直に喜んでいいのかな?
「莉奈まだ俺に距離感あるね」
「まぁ、正直…」
「なんで?」
「なんでって、!」
何て言う質問をしてくるんだ!?
普通に緊張するでしょ!
いくら昔幼馴染みだったからってさ!
何年も会ってなかったんだよ…!?
「教えてよ」
「…ん、やだ!今度…!!
この記憶があらかじめ昔になったら言う!」
ははなにそれーとあまねちゃんは笑った
その笑顔がとても懐かしくて
とても可愛いく見えた気がした