石の下に眠る君に早く 「愛してる」が言いたい

恋愛(ピュア)

ゆんましろ/著
石の下に眠る君に早く 「愛してる」が言いたい
作品番号
1705415
最終更新
2023/08/26
総文字数
4,993
ページ数
13ページ
ステータス
完結
PV数
904
いいね数
12
”ハルカ”という恋人がいた。
心臓移植を待ち入院中の彼女の笑顔は、とても可愛らしかったのを今でも覚えている。

誕生日の3日前。
僕たちは病院の中庭で花火をした。それは、初めての外でのデートだった。

普通のカップルのごとく取り繕っても、
ハルカの命がその花火のように消えゆくのは分かっていた。

誕生日の翌日、彼女は息を引き取った。残された遺書に目を通す。
そこで僕は初めて涙を流した。

『心臓もピアスも、半分こ』

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