奈穂はしばらく呆然として天井を見上げていた。
ベッド横のサイドテーブルから目覚まし時計の音が聞こえてきてビクリと体を跳ねさせて飛び起きた。
慌てて時計を止めて時刻を確認すると朝7時だ。
いつも起きる時間になっていて、窓からは朝日が差し込んでいる。
「私、生きてる……?」
小さな声で呟いてベッドから降りると、少しふらついた。
その足でクローゼットの横にある姿見を見る。
青白い顔の自分が写っている。
全身汗だくで、だけど首に傷はなかった。
ナイフを差したはずの首に触れてみても痛みはない。
あれほど苦しくて痛かったのに、今は平気だ。
大きく息を吐き出してベッドに座り込む。
あれば全部夢だったんだろうか?
ベッド横のサイドテーブルから目覚まし時計の音が聞こえてきてビクリと体を跳ねさせて飛び起きた。
慌てて時計を止めて時刻を確認すると朝7時だ。
いつも起きる時間になっていて、窓からは朝日が差し込んでいる。
「私、生きてる……?」
小さな声で呟いてベッドから降りると、少しふらついた。
その足でクローゼットの横にある姿見を見る。
青白い顔の自分が写っている。
全身汗だくで、だけど首に傷はなかった。
ナイフを差したはずの首に触れてみても痛みはない。
あれほど苦しくて痛かったのに、今は平気だ。
大きく息を吐き出してベッドに座り込む。
あれば全部夢だったんだろうか?