オジジ様こと 倉科大吉
は久しぶりの日本に降り立った
「会長お帰りなさいませ」
倉科系列の幹部が出迎える
空港には高級車の列がならぶ
どんな人が来たのか空港に訪れた旅行客やスタッフ色んな人々はザワザワとおちつかない
「マジ?嘘だろー」
葵からの電話に陽向汰は悲鳴をあげた
「いやホントだ、今日本に着いたぞ」
「葵急に何言ってんだ
せめてイギリ出る前にしらせてくれよ」
「いやいやオジジが急にマンションにきて」
👴「葵、日本にラーメン食いに行くから直ぐ準備シロって言うから電話する暇無かったんだよ」
「絶対口実だな
何か企んでいるぞ」
「見合いの話はオババがコッソリおしえてくれてサ」
エッ陽向汰は怪しげな顔をする
「オレイギリス出たままの寝癖だよ」
「で今どこにいるんだよ
オジジと葵は」
「もうすぐ都内にあるHOTEL
につく絶対前から予約していたぞ役員も出迎えに来ていたしホテル〇ー〇ラなんて急に抑えられないだろ人気のホテルだし」
葵も訝しげにつぶやく
「いやオジジならイケるかも偶然取れた可能性もあるし」
「俺も今から行くロビーで待ってろよ」
「ああ、陽向汰オジジが
お前の会社の倉科ミオって子に会いたいって言ってるからつれてこいって伝言だ!」
そう言うと葵の電話は切れた。陽向汰は青い顔をして席を立ち、「倉科、倉科」
名前を呼ばれミオはガタッと席を立つ「ハイ」
陽向汰の慌てようにそこにいた全員が目をむける。
「どうしたんだろ?」
ザワザワと騒がしくなる。
「一緒にきてくれ!」
ただならぬ様子にミオはビックリしていると部長までバタバタと短い足を急がせて
「倉科、倉科」
と叫ぶ、ミオはなんか分からないが理由を聞く暇はなさそうなのでコートとバックを握り
「とりあえずスマホと財布があれば大丈夫よね 」と
御局様仲間の茅乃にきいた智代も
「とりあえずはOKだね」
と答える
それからオフィスはザワザワザワ
陽向汰と部長は会社の御用車に乗って会社を出た
「まさか会長がお見えとは」
車の後部座席で部長がボソッと呟いた
「え?会長が?」
ミオもビックリ
「で?なんで私が?それに普通課長迄行くケ」
上層部が行けば充分なんじゃなかろうか?
ミオは出遅れたと項垂れる部長と黙って何も話さない陽向汰を見て色々考える
時は春を目の前にした1月下旬
寒に咲くのは梅の花というが例え通り寒い1月にしては麗らかな日和、走る車の窓越しにもポッンポツンと丸いしろいつぼみが梅の木に見える
大きな門構えをくぐると車は玄関へと回るミオと部長とオレはそそくさとホテルのロビーへと急ぐ
ロビーには腰かけて手を振る葵と長年オジジの秘書の松前がいた、痩せ型の背の高い和らいだ顔つきの彼はオジジがイギリス永住を決めた時からオジジとずっと一緒にいる彼も久しぶりの帰国だろう
「早かったな!」
挨拶もソコソコに陽向汰は「なんでミオの事をオジジが知っている」
焦りながら陽向汰は聞いてくる。
「お久しぶりです陽向汰様」
柔らかなもの言いでオジジの秘書の松前は挨拶をする
「ああ、松前爺さん久しぶり元気でしたか?」
「クリスマス休暇の時はご挨拶出来ずすみません」
松前はすまなそうに頭を下げた
「いやいや爺さんも休暇中だったんでしょう、それに俺スグ帰ったし」
と言うと
「そうでしたか」
と松前は呟いた。
オジジをオジジと呼ぶのは幼い頃から松前とオジジの区別をする為だ、他の親戚は松前秘書長と呼ぶ、葵も松前の事は爺さんとか松前と呼ぶ
幼かった俺達はオジジと爺さんとよく生活を共にして来た
夏休みだったり春休み、冬休みゴールデンウィーク長期の休みは必ずイギリスのオジジの家にいた。
松前とは良く遊んでもらった父親は妻が沢山いたがオジジはクリスチャンなせいか婆ちゃんを溺愛していた。
「何でオジジの奥さんは
1人なの?」
と良く陽向汰は聞いていた
すると爺さんは
「会長はお父様みたいに
忙しくなく各国を飛び回らないからですよ」
と幼い俺達を納得させる答えをくれた
英語を教えてくれたのも松前だし中国語も習った
俺と葵はこの爺さんはオジジと変わらなく俺達の爺ちゃんだった。
「あのぉ」
ミオは陽向汰の後ろから声をかけた
すると松前の顔がパアアッと綻んだ
「ミオちゃんかい、いやぁ会長が会いたがっているよ」
「は?はぁ」
なんで会長が?
ミオの疑問も気にせず松前は
「昔の面影がある
相変わらずかわいいなぁ」
と言った
「松前何の事だよ
ミオもテンパってるぞ、なんでオジジはミオを知っているんだ?」
そう陽向汰がせつっくと
1枚の写真をポケットから取りだした
ミオは見覚えのある写真をじーっと見て
「えっまさかΣ(꒪ȏ꒪)」
と叫んだ回りをキョロキョロして時間は過去へと流れて行った。
高い門構えに連なる階段
その上には両親、と赤ちゃんを抱っこする幼いミオその両端に初老の2人がいた
父親はホテルの板長件コック長、このおじいちゃんは良く家に来ていた
確か母から聞いた話じゃ父親の知り合いがイギリス永住する日に撮ったと言っていた
じゃあミオが一生懸命に抱えている赤ちゃんって••••
「陽向汰様ですよ」
( ; 0ᾥ0 )嘘(○[]○)ウソヤ
陽向汰とミオは放心状態
ミオは確かにうすい記憶の中に会長の
「可愛いなぁー陽向汰の嫁に欲しいくらいだ」
毎回そう言われていた事をおもいだした
「いゃあ会長が板長の握りを食べたいと言われアポをとったら会長の会社にミオ様がいると聞いて慌ててお調べしましたら何と陽向汰様の部下であられました、会長に報告致しましたら
おお喜びされて召喚致した次第でございます。」
葵は寝ぼけててラーメンと寿司を聞き間違えたかと首をひねる?
いやいや確かにラーメンと聞いた?
オジジはいい加減なところがある日本に行く理由はなんでもよかったんじゃなかろうか?
「( °ᗝ° ).ᐟ.ᐟアッ」
葵は思い出したクリスマスに
オジジは葵と陽向汰の見合いを日本ですると言っていた、オババ様のはなしを陽向汰も思い出したらしくマサカと言う顔をして葵を見てきた。
「ありゃ珠江ちゃんじゃないか」
「まあ大吉さん、イギリスからいっ帰ったの尚子は?一緒じゃないの?」
ワシが松前からミオも来ていると連絡をもらいロビーに急いでいると幼馴染の珠江にバッタリと出会った。
「ああ、尚子はイギリスで留守番じゃよ最近ミュージカルにハマってそっちと日にちが被ってな!
珠江はどうして?」
「今日は孫の結婚が決まってね顔合わせなのよ」
「そりゃめでたいな」
「孫のお相手はお医者様なのよ」
「ほほう、おめでとうワシも結婚式には呼んでくれな!」
「あら、噂をすれば2人が来たワ」
陽向汰はオジジと立ち話をする品のいい辛色の着物を着た
歳は80くらいのお婆さんを見つけた。
「ありゃ誰だ」
陽向汰も葵もオジジと親しそうに話す品のいい女性に目がいった
「ああ、あの方は
会長の幼馴染の吉川珠江さんですよ代々の資産家でこの辺りのビルやマンションはあの方名義です、投資もされていて中々の才女ですよ」
「お祖母様ここにいらしたの?」
可愛らしい淑やかな仕草の桜の花を散りばめた鮮やかな着物姿の女の人が現れた
陽向汰とミオが遠目に見ても
美しい。
「あら友里恵迎えにきてくれたの?こちら大吉さんよ」
「ハイ覚えております
お爺様お久しぶりです」
大吉も珠江の孫娘友里恵のちいさいころを思い出し目を細める
「おお、友里恵ちゃんか
綺麗になったな、結婚おめでとう」
「ありがとうございます」
友里恵ははにかみながら頭をさげた
「じゃあ行きましょうか」
珠江が言うと
「うん、ちょっと待つて、冬華さんも着いたと連絡あったから」
「まあ、聞いたホホホ大吉さん私の迎えはついでみたい」
珠江は嬉しそうに微笑む
「お祖母様」
友里恵は頬を赤らめた。
ホテルの玄関口から威風堂々と入ってきた人物に陽向汰もミオも目をまるくした
品のいいブルーのスーツに友里恵に合わせたようなピンクの桜のプリントされたネクタイよく似合っていた
友里恵を見た冬華は友里恵に軽く手を上げると友里恵は嬉しそうに冬華に走りよった
友里恵は冬華の腕に手をからませていた
は久しぶりの日本に降り立った
「会長お帰りなさいませ」
倉科系列の幹部が出迎える
空港には高級車の列がならぶ
どんな人が来たのか空港に訪れた旅行客やスタッフ色んな人々はザワザワとおちつかない
「マジ?嘘だろー」
葵からの電話に陽向汰は悲鳴をあげた
「いやホントだ、今日本に着いたぞ」
「葵急に何言ってんだ
せめてイギリ出る前にしらせてくれよ」
「いやいやオジジが急にマンションにきて」
👴「葵、日本にラーメン食いに行くから直ぐ準備シロって言うから電話する暇無かったんだよ」
「絶対口実だな
何か企んでいるぞ」
「見合いの話はオババがコッソリおしえてくれてサ」
エッ陽向汰は怪しげな顔をする
「オレイギリス出たままの寝癖だよ」
「で今どこにいるんだよ
オジジと葵は」
「もうすぐ都内にあるHOTEL
につく絶対前から予約していたぞ役員も出迎えに来ていたしホテル〇ー〇ラなんて急に抑えられないだろ人気のホテルだし」
葵も訝しげにつぶやく
「いやオジジならイケるかも偶然取れた可能性もあるし」
「俺も今から行くロビーで待ってろよ」
「ああ、陽向汰オジジが
お前の会社の倉科ミオって子に会いたいって言ってるからつれてこいって伝言だ!」
そう言うと葵の電話は切れた。陽向汰は青い顔をして席を立ち、「倉科、倉科」
名前を呼ばれミオはガタッと席を立つ「ハイ」
陽向汰の慌てようにそこにいた全員が目をむける。
「どうしたんだろ?」
ザワザワと騒がしくなる。
「一緒にきてくれ!」
ただならぬ様子にミオはビックリしていると部長までバタバタと短い足を急がせて
「倉科、倉科」
と叫ぶ、ミオはなんか分からないが理由を聞く暇はなさそうなのでコートとバックを握り
「とりあえずスマホと財布があれば大丈夫よね 」と
御局様仲間の茅乃にきいた智代も
「とりあえずはOKだね」
と答える
それからオフィスはザワザワザワ
陽向汰と部長は会社の御用車に乗って会社を出た
「まさか会長がお見えとは」
車の後部座席で部長がボソッと呟いた
「え?会長が?」
ミオもビックリ
「で?なんで私が?それに普通課長迄行くケ」
上層部が行けば充分なんじゃなかろうか?
ミオは出遅れたと項垂れる部長と黙って何も話さない陽向汰を見て色々考える
時は春を目の前にした1月下旬
寒に咲くのは梅の花というが例え通り寒い1月にしては麗らかな日和、走る車の窓越しにもポッンポツンと丸いしろいつぼみが梅の木に見える
大きな門構えをくぐると車は玄関へと回るミオと部長とオレはそそくさとホテルのロビーへと急ぐ
ロビーには腰かけて手を振る葵と長年オジジの秘書の松前がいた、痩せ型の背の高い和らいだ顔つきの彼はオジジがイギリス永住を決めた時からオジジとずっと一緒にいる彼も久しぶりの帰国だろう
「早かったな!」
挨拶もソコソコに陽向汰は「なんでミオの事をオジジが知っている」
焦りながら陽向汰は聞いてくる。
「お久しぶりです陽向汰様」
柔らかなもの言いでオジジの秘書の松前は挨拶をする
「ああ、松前爺さん久しぶり元気でしたか?」
「クリスマス休暇の時はご挨拶出来ずすみません」
松前はすまなそうに頭を下げた
「いやいや爺さんも休暇中だったんでしょう、それに俺スグ帰ったし」
と言うと
「そうでしたか」
と松前は呟いた。
オジジをオジジと呼ぶのは幼い頃から松前とオジジの区別をする為だ、他の親戚は松前秘書長と呼ぶ、葵も松前の事は爺さんとか松前と呼ぶ
幼かった俺達はオジジと爺さんとよく生活を共にして来た
夏休みだったり春休み、冬休みゴールデンウィーク長期の休みは必ずイギリスのオジジの家にいた。
松前とは良く遊んでもらった父親は妻が沢山いたがオジジはクリスチャンなせいか婆ちゃんを溺愛していた。
「何でオジジの奥さんは
1人なの?」
と良く陽向汰は聞いていた
すると爺さんは
「会長はお父様みたいに
忙しくなく各国を飛び回らないからですよ」
と幼い俺達を納得させる答えをくれた
英語を教えてくれたのも松前だし中国語も習った
俺と葵はこの爺さんはオジジと変わらなく俺達の爺ちゃんだった。
「あのぉ」
ミオは陽向汰の後ろから声をかけた
すると松前の顔がパアアッと綻んだ
「ミオちゃんかい、いやぁ会長が会いたがっているよ」
「は?はぁ」
なんで会長が?
ミオの疑問も気にせず松前は
「昔の面影がある
相変わらずかわいいなぁ」
と言った
「松前何の事だよ
ミオもテンパってるぞ、なんでオジジはミオを知っているんだ?」
そう陽向汰がせつっくと
1枚の写真をポケットから取りだした
ミオは見覚えのある写真をじーっと見て
「えっまさかΣ(꒪ȏ꒪)」
と叫んだ回りをキョロキョロして時間は過去へと流れて行った。
高い門構えに連なる階段
その上には両親、と赤ちゃんを抱っこする幼いミオその両端に初老の2人がいた
父親はホテルの板長件コック長、このおじいちゃんは良く家に来ていた
確か母から聞いた話じゃ父親の知り合いがイギリス永住する日に撮ったと言っていた
じゃあミオが一生懸命に抱えている赤ちゃんって••••
「陽向汰様ですよ」
( ; 0ᾥ0 )嘘(○[]○)ウソヤ
陽向汰とミオは放心状態
ミオは確かにうすい記憶の中に会長の
「可愛いなぁー陽向汰の嫁に欲しいくらいだ」
毎回そう言われていた事をおもいだした
「いゃあ会長が板長の握りを食べたいと言われアポをとったら会長の会社にミオ様がいると聞いて慌ててお調べしましたら何と陽向汰様の部下であられました、会長に報告致しましたら
おお喜びされて召喚致した次第でございます。」
葵は寝ぼけててラーメンと寿司を聞き間違えたかと首をひねる?
いやいや確かにラーメンと聞いた?
オジジはいい加減なところがある日本に行く理由はなんでもよかったんじゃなかろうか?
「( °ᗝ° ).ᐟ.ᐟアッ」
葵は思い出したクリスマスに
オジジは葵と陽向汰の見合いを日本ですると言っていた、オババ様のはなしを陽向汰も思い出したらしくマサカと言う顔をして葵を見てきた。
「ありゃ珠江ちゃんじゃないか」
「まあ大吉さん、イギリスからいっ帰ったの尚子は?一緒じゃないの?」
ワシが松前からミオも来ていると連絡をもらいロビーに急いでいると幼馴染の珠江にバッタリと出会った。
「ああ、尚子はイギリスで留守番じゃよ最近ミュージカルにハマってそっちと日にちが被ってな!
珠江はどうして?」
「今日は孫の結婚が決まってね顔合わせなのよ」
「そりゃめでたいな」
「孫のお相手はお医者様なのよ」
「ほほう、おめでとうワシも結婚式には呼んでくれな!」
「あら、噂をすれば2人が来たワ」
陽向汰はオジジと立ち話をする品のいい辛色の着物を着た
歳は80くらいのお婆さんを見つけた。
「ありゃ誰だ」
陽向汰も葵もオジジと親しそうに話す品のいい女性に目がいった
「ああ、あの方は
会長の幼馴染の吉川珠江さんですよ代々の資産家でこの辺りのビルやマンションはあの方名義です、投資もされていて中々の才女ですよ」
「お祖母様ここにいらしたの?」
可愛らしい淑やかな仕草の桜の花を散りばめた鮮やかな着物姿の女の人が現れた
陽向汰とミオが遠目に見ても
美しい。
「あら友里恵迎えにきてくれたの?こちら大吉さんよ」
「ハイ覚えております
お爺様お久しぶりです」
大吉も珠江の孫娘友里恵のちいさいころを思い出し目を細める
「おお、友里恵ちゃんか
綺麗になったな、結婚おめでとう」
「ありがとうございます」
友里恵ははにかみながら頭をさげた
「じゃあ行きましょうか」
珠江が言うと
「うん、ちょっと待つて、冬華さんも着いたと連絡あったから」
「まあ、聞いたホホホ大吉さん私の迎えはついでみたい」
珠江は嬉しそうに微笑む
「お祖母様」
友里恵は頬を赤らめた。
ホテルの玄関口から威風堂々と入ってきた人物に陽向汰もミオも目をまるくした
品のいいブルーのスーツに友里恵に合わせたようなピンクの桜のプリントされたネクタイよく似合っていた
友里恵を見た冬華は友里恵に軽く手を上げると友里恵は嬉しそうに冬華に走りよった
友里恵は冬華の腕に手をからませていた