私倉科ミオは倉科陽向汰、三個下に一目惚れ、これが不幸?の始まりだったカモ。彼は大学の後輩だ偶然にも苗字がおそろい



彼はモテ男で昔から女の子の取り巻きは沢山いたらしい。
らしいとゆうのは陽向汰を中学から知ると言う友人から聞いたからだ
そして私も陽向汰に魅せられたその一人になってしまった。

彼を一目見た時の衝撃は そりゃあもう雷に打たれたようなガッンと来た衝撃、罰ゲームのビリビリ椅子から転げ落ちるような癖のある感覚!!

陽向汰は今風なポソポソと丸みをおびた黒の髪に茶髪が混じって清潔に切りそろえたツーブロック

色白で目がクルリとデカく鼻も高い
それに加え高身長
バツの付けようがない...Www
色白七難隠すらしいが隠すとこ無く、可愛い系のカッコイイし男前

しかも法学部のアテクシと違い
会社の後継ムスコが多い経済学部

女の子に狙われてそうなヤバさ早く捕まえたい焦るw
いや捕まえなくては逃がさんぞぉー逃がしたくなーい。


あの手この手を使いアタックするが

「邪魔」
と取り巻きに跳ね飛ばされて草



そして月日は流れアタックし続けるも不発に終わる。

「もう就活しないとヤバだしミオ
もういい加減諦めたら?」


一応法律事務所の大手に就職が決まってはいたが思うところがあって法律事務所は向いていない気がしてるが言えない🙊

「ホント、あんたストーカー並
もうやめなよ、捕まったら就活に響くよ、アンタ法律事務所決まったんだから!
なにやってんのさ」


回りの友人達は口々にストップをかけてくる、もうやめろと言われスンナリ辞めれるかアホ!!

今まで彼に費やした時間をムダにしろと!

「ミオ、飲みに行くから送って!」嘘ーぉ

「ミオ終電逃したから
迎えに来て」はぁーあ

「ミオ友達(オンナ)と温泉行くから車で送って」マジ


「ミオおでん食べたいから作って、友達来るから多めヨロシク」
ゲゲー

「ミオ、買い物したから持つの手伝って」
え"ーえぇ

勿論最初は断る

「飲みに行くならまだ電車もバスも
あるじゃん、私使うより金使え金💰。」


「終電逃したらビジホに行け、人が泊まる程、部屋があるダロ」

「温泉地なら直行バスあるだろ、寝とけばつくぞ!!」

「買い物?宅急便で送れば着くし全部私に持たせてアンタ手ぶらってナニ」

しかし陽向汰はミオが首ったけと知っている。
強く言えば断らないハズと知っている!
「おでんならコンビニにもあるし」
と冷たく言えば

「じゃあ他の子に頼むからミオはもう連絡してクルナ
使えないミオには用がナイ💢」
ガチャンと乱暴に電話を切られる

ハイココで勝負ついた。
ションボリしたミオが小さい声で言う

「陽向汰、今から行くから待ってて」
と愛車を飛ばして行くんだなこれが

そう、ついにミオが折れる、まるで下僕のように陽向汰に尽くす。
なんなんワタシ
都合の良すぎる女じゃん。

しかもこんな事を言ってきた!!

「ミオ、ミオが留年しないと俺ミオみたいな彼女探すヨ
イイノ
2年留年しろよオレの為に!!」

は?( •᷄ὤ•᷅ )
いやいやアンタ学費どうすんのワタシ頭いいんだよ、何で留年?
訳、ワカンネーんだけど、アンタの為に留年か?なんで?

「ミオならそれくらい
大丈夫ダロ、俺を愛してる証拠見せろ! 1年2年くらい
やってくれるょな」
陽向汰は当然のように自分に従えみたいな態度をとって来る。


それを親友に話たら
季花(ノリカ)は怒る

「アイツいい加減にシロよ!
学費安いわけないやんか
アイツが払ってくれんのか!
何考えてんの、アンタまさか💢」

季花は呆れた顔をする

「一年くらいなら、なんとか・・」
ミオはボソッと呟いたのを季花は見逃さなかった。

「はぁー馬鹿、アンタ馬鹿
アイツあんたを都合よく使うためじゃん、ミオがアイツの言う事きいたら、ぜ〜ったい従ったらワタシ、アンタと縁切る、首席のアンタが留年
どう言う仕組みよアホ」

「そんなぁ季花~力になってよー」
ミオは季花の腕を掴み懇願する。

「アンタ、アンタの親の事
少しは考えなよ、娘が色ボケして留年?
早く働いて親孝行考えなよ
このォ💢親不孝者!!」ボカッ
季花はミオの脛をガッンガッン蹴る

「いたたただだだ」

ミオは足を季花の攻撃から かわそうとするが季花の連打のスネ打ちに叶わない

「それになぁetc・・・」
季花はミオにガンガン
小言を
言ってくる。

「陽向汰から好きとか
付き合ってとか言われた?」
厳しく、きつく言う季花にミオはブンブンと首をフル

季花は呆れて
「ボランティアかよ
そんな扱いする奴よ
自分の都合でアンタを振り回してアンタの事全然考えて無いし」

「でも・・」

「は💢でも、じゃない!!、
今LINEでも、電話でもいいからもう合わないと奴に言え!」

丁度いい具合に陽向汰からライ○


季花はプンプン怒りながら言った

モタモタしてるミオの携帯を
「チョットかせ」といいつつとりあげ

"陽向汰、もう連絡要らないからミオの前からキ、エ、ロ"
季花が文面を入れる。
ピッw
押せといわれミオはツイ送信してしまった。

「あっあーあーあっ!!」

慌てて送信取り消そうとしても
既読が着いてしまった⤵⤵

"フン後悔するなよ!
ミオの癖に生意気"
と直ぐ陽向汰から返信が飛んで来た!

「うわぁぁぁ」
ミオは携帯を持って目がおちそうなくらいバタバタしながらオロオロ
それを季花が又ぶんどって


"アンタみたいなのを寄生虫って言うんだよ!"

季花は負けずと送信

「あー」
ミオは携帯を両手で持って
目をマルッとして口をアーングリと開けて固まった。


"は?は?
分かったオレが寄生虫だと?
今日ギリでお前とは縁切りだ!"とLIN〇

「あわ、陽向汰ちが」
ミオが慌てて携帯をもち文字を打とうとすると

「よこせ」
季花は又携帯をぶんどる!!


"分かった、望む所
金輪際関わるナ"
と送信

「ハイ」
季花はミオに携帯をポイッと投げた

ポンと携帯はミオの手に着地したがミオの憔悴した姿を見て

「悪いことしたとは思わないから謝らない、私と縁を切るならそれも受け入れる!」

グンニャリとしたミオをその場置き去りにして季花はスタスタと歩いたがピタリと止まるとパッと振り返る。

「ライ〇も着信も出たら金輪際アンタとは縁切りするからね!」
と捨て台詞を噛まして居なくなった。

その後陽向汰からは、何も返信は無かった。
ミオも鬼電するが日向汰が電話に出る事も無かった 着拒されてるっポイ


「ひ、ひなたぁー」

終わった、ショボーンとする
バカなミオだった。