いつものようにぼーっとホームルームを聞いていたらなんと今日は転校生が来るらしい。
なんでこんな時期に？とは思ったが引っ越しが間に合わなかったそうだ。
「それじゃあ入ってきて」
お決まりの先生のセリフ。
どんな子かなー？
クラスみんなが希望に満ちた眼差しで扉を見ていたと思う
ガラガラ
わぁっ。と教室がわいたのがわかる。
ほとんどの女子が熱い眼差しを向けていたと思う
でも私は芸能界で沢山お顔が整った人達にあってきたから
『ほぇー綺麗な人だなぁー。』
としか思ってなかったのだ。
「じゃあ、自己紹介お願いね」
「はい。初めまして。優希莉緒斗です。」
そんな簡潔な自己紹介なのにクラスのみんなはざわつき始めた。
『莉緒斗ってあのriotoかな？』
『芸能人？』
色んな憶測が飛び交う中転校生はこう続けた。
「皆さんの言うとうり僕は一応芸能活動をしています。ですが、みんなとは同級生として仲良くしたいから気軽に声をかけてな。」
クラス中が歓喜に包まれた。
だって普通は無いことでしょ？自分のクラスにイケメン転校生が来るなんて。
まるでどこかの漫画みたい。
私以外のみんなは嬉しそうにしていたがわたしは気が気じゃなかった
だって、私も昔は芸能界にいた身。
もしどこかで接触していたら一応変装はしているがバレる可能性だってある。
やっと手に入れた理想の生活。絶対に死守しなければ!!
前途多難な毎日になりそうだ、、、