「桜乃に起こされるの」
朝からサラッと、私の心臓を、
──────ドキッとさせてしまう晴くん。
(.........っ、今のはヤバすぎるっ、)
「〜〜っ、な、ぅ、冗談は、いいっ、」
照れとか、恥じらいとか、そんなものが、
いっぱい交差して、晴くんに言葉を投げると。
「いや、冗談とかじゃなくて、もう、
母さんより、桜乃だけに起こされたい」
私のドキドキを、
さらに増やしてしまう、晴くん。
でも...........................
「〜〜っ、私も、起こしたい、ずっと、」
告白まがいな言葉を、
晴くんに言ってしまったのは私で。
──────絶対引かれる!って、思ってた。