「なんで、今になってそんなことを言うならあの時に・・・!」

私はついそう言ってしまった。

なんであの日「大嫌い」と叫んだ私にその言葉を言ってくれないの?


「もう帰って下さい!」


そう言って家にもう一度入ろうとする私を、相馬さんはもう引き止めなかった。