電話に出た相馬さんはあまりにも二年前のままで。

涙声の私を優しく心配してくれる。


「由里、どうしたの?何かあった?・・・・俺に電話をしてきたのなら、頼って欲しい。何でも由里の話なら聞きたい」


「なんで言ってくれないの・・・・?」


私のその一言で相馬さんは全てを理解したようだった。