えっちゃん

僕も頑張るから

えっちゃんに負けないように、隣に立てるように






「ほら、泣かないで。明日は僕1人で父さんに会ってくるから」

「私も…」

「大丈夫だから」





着いて行くの一点張りだったがなんとか説得し明日は僕1人で父さんと会うことにした





大丈夫

僕1人でも対処出来る





家族のことだから

永和さん達に話す必要は無い





そう思い誰にも告げず翌日

指定された雑居ビルの事務所っぽい所に行くと





「俺の息子だ。いいだろ」

「昔に捨てたくせによぉ」

「金持ってんなら話は別だろ」






明らかにヤクザの人達と父さんが居た






恐らく闇金金融だ

父さんが借金しているのか







「それで?その息子くんは金は持って来たんだろうな」

「はい」







100万の入った封筒を手渡した






菫の接客とモデル料で集めたお金だ