「今はもう逃げないけどね」
「春永さんでも不安になりますか?番になっているのに」
「不安だよ。本人には言わないけど月愛モテるから」
番って居ても不安になる
「でも月愛を信じるって決めてるから大丈夫だよ」
「いいな……」
僕もえっちゃんとそんな関係性になりたい
お互いを信じ合える仲に
「母親への説得が上手く行かなかったら助けてくれますか?」
「勿論。温は可愛い弟だからね」
えっちゃんと出会えなかったら春永さんとも出会えて無かった
きっとこの人が居なかったら僕はもっと違った道を選んでいただろう
それほど春永さんという存在は僕の中で大きい