「それとシルヴィーヌとは目を絶対に合わせるな。 その時点で操られるから。 話はそれだけだ」
そういって部屋から出ようと立ち上がった。
待って、あたしひとつだけ聞きたいことがあるの…!
そう思ってるのに、声が出ない。
ゼルは何歩かドアに向かって歩き、足を止めた。
「いづれ…話す。 それまで待っててくれ」
それだけ言い残して部屋を出た。
――……なによ、教えてくれたっていいじゃない。
あたしはなんともいえない気持ちでドアを見つめた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…