1人目、壮馬様。
皇太子。
金髪に赤眼。
身長高い。

2人目。天満様。
騎士団長跡継ぎ。
茶髪、茶色の、瞳。
優しそう。

3人目。塁様。
側室跡継ぎ。
むっつり、青髪、緑色の瞳。

これが今回社交会に来ている攻略対象。
よし、目をつけられないようにしよう。
「すみれ様っ！」
後ろからいくつかの女の子の声がした。
確か、
スミレの取り巻きね。
名前は、
えっと、玉ちゃん、真実ちゃん、美紀ちゃん、ね。
「どうしたの？」
私は聞いた。
「スミレ様、社交会にいらしているとお聞きして！来ちゃいました！」
真実が元気に言った。
そう。と私はニコッと笑って返した。
「スミレ様は壮馬様達にご挨拶は行きませんの？」
……うっ。その話は出さないで欲しかった……。
「え、えぇ。人混みに入るのが苦手ですの。」
咄嗟に嘘を着いてしまった……。
「そうなんですね！」
玉ちゃんがそう言った。
その後は私たちは軽く会話をして、別れた。