「愛してるよ。」

「わたしも好き。」

「え?」

ぶっ殺すぞ、と言って、

琉叶は葵凪の頬をギュッとつまんだ。

「いだいいだい!それは酷い。」

ハハッと琉叶は笑った。



「ほらー、愛してるって言ってごらん。」

琉叶は葵凪に顔を近づけ、そう言った。

「あ、あ、愛してる。よ。」

葵凪は、ゆでダコのように真っ赤になった顔で、なんとか言われた通りの言葉を紡いだ。

「可愛いーー、来いよ。結婚する?」

琉叶は両腕を大きく広げた。






「来て欲しかったら、1個だけお願い聞いて。」

「…なんだよ。」














「煙草、やっぱり吸うのやめてください。」