部活が終わり近くの公園に愛菜と行く。
「びっくりしたね、合宿なんて……」
愛菜は予定表を見直していた。
「休みも今年多くない?ほら」
愛菜のプリントを指さす。
「やっぱり先生改革なんじゃない?」
「高校もなのかな」
「そうでしょ、きっと」
「……K高か」
「ん?知り合いでもいるの?」
「まあね、昔一緒に引いてた」
「理久斗くんて、高校から始めたんじゃないんだね、通りで上手いと思ってた」
「うん、ジュニアのチームに入ってたんだよ、それより愛菜」
「ん?」
「僕、経験者って1年生の時に言ったよ?」
「うそ!ごめんね」
「うん、いいんだ……僕って目立たないしね」
「背高いよ」
「まあ、低くはないかな、愛菜も160くらいはある?」
「あるよ」
「スタイルもいいもんな、水着楽しみにしてる」
「水着かぁ……あんまり自信ないんだよね」
理久斗くんにジロジロ身体を見られた。