告白の次の日に公園に寄り呼び方を決めた。
僕は愛菜、愛菜は呼び捨ては恥ずかしいと理久斗くんと最初は呼ぶねと公園のベンチで軽く初めてのハグをした。
テストが終わり通常の授業と部活に戻った。
弓道部は集中力が大事だから間に交代で休憩時間が設けられているのだ。
みんなが一斉に矢を打てるわけじゃないし、順番は男子女子色々な決め方で違うんだけど愛菜と同じ休憩時間になった今日は「愛菜、自販機行こう」と声をかけた。
何人かは気づき「何だよいきなり呼び捨てなんて」
「もしかして?」
男子部員にからかわれて「まあな」と僕は答えた。
「えーマジかよ」
「マジマジ(笑)」と行ってすでに歩いて行っている愛菜に追いついた。
「もう〜恥ずかしいよ」
すぐに恥ずかしがって頬を真っ赤にする愛菜、めちゃくちゃ可愛いんだけど……
「嫌だった?言わなきゃ愛菜をとられちゃうじゃん、絶対告白増えるもん」
「どうして?」
「1年経って美人な子や可愛い子は男子の話題になる、それに部活の2年生は自分らの代になるわけ、そうなるとそろそろ彼女が欲しくなってくる頃だよ」
「うーんそんなものなの?」
「そんなものだよ(笑)」