うーん‥
本当はそんなに
変わってないのかも。



外見も性格も
前とは別人みたいだけど‥



こーゆう
さりげない優しさとかは
昔のまんまだなぁ‥。




隣を歩く
響くんの顔を見つめながら
そんな事をひっそりと思ってた。




―――――――――――――――‥
――――――――――――――‥



そのままあたしは
響くんと並んで登校‥


したのは、良いけど。





痛い!!
何がって?


周りからの視線が‥‥。




なんでこんなに
皆に見られてるんだろう?



その視線がなんなのか
明らかになるのは
すぐ後のこと‥。





「妃ーーー南っ!!」




周りの視線を
気にしつつも
なんとか下駄箱まで
辿りついた時。



後ろから
誰かに名前を呼ばれた。