あたしの顔の両脇に
手をついてて
あたしの両足の間に
響くんの肩足が。
簡単に言えば‥
押し倒されてるって言っても良いような
危ない図。
「なな‥っ!?////」
動揺しすぎて
上手く、声が出せない。
顔も真っ赤。
そんなあたしに対して
「やーっと起きたか。早く用意しろよな、ったく‥」
なんて。
怖いほど冷静な響くん。
何もなかったかのように
シレッとした面持ちで
あたしの部屋を出て行った。
く、
く、くく‥‥
「悔しいーーー!!!!!」
はぁはぁ、と
肩で息をする、あたし。
あたしの方が
年上なのにっ!!
あんな‥あーんな‥
余裕な顔してさっ‥。
そ、そりゃぁあたしは
キスだってまだ無いし‥
エッチなんて‥///
持っての外だけど!!
なんだか‥
響くんに置いてかれてるみたいで
嫌だよ‥‥‥。
あーぁ‥。
朝からなんだかモヤモヤする‥。
そんなモヤモヤを抱えたまま
あたしは布団から
身を離した。