開けたくない。

なんでかって言ったら喉が痛いから。



「早く開けて?」



蒼空先生も少し怒ってるような気がして、こ

れ以上怒らせたくないから仕方なく少しだけ

開けた。





そしたら舌圧子を入れてきて無理やり開けさ

せられた。


「結構赤いな。

喉痛いよな?」



「…少し。」



「じゃあ今から2つだけ頑張ろ。

喉に薬塗るのと、採血。


採血の結果次第では入院になる可能性もあ

るから。」


「え、嫌…」


喉に薬塗るのも絶対染みるし、採血なんて怖

すぎる。。


それに入院なるかもとかほんとに入院は

無理。


「嫌じゃないよ。


検診全然来てなかったんだから拒否権は

ないよ。」



「ほんとに無理。」



「嫌かもしれないけど、やらないって選

択肢はないから頑張るしかないな。」