「まな。ごめん。

やらないっていう選択肢はないから、時間が

経つにつれてどんどん怖くなると思うから

もうやるよ。」



そう言って蒼空先生は腕を持って、駆血帯を

巻いてきた。


私はというともう怖すぎて今から涙目…



蒼空先生を信用してないわけじゃない。


でも、怖くて怖くて仕方がない。


「やだぁ… グスッ」



「ごめんなぁ。

消毒するよ。」



消毒されるとついに針が刺されるって思っち

ゃうから消毒は嫌い。



やだよ…やりたくない…